りんご豆知識

Trivia

岩手は青森・長野に次ぐ産地

 りんごの品種って、どの位あるかご存知でしょうか。 国内品種だと約2,000、世界中になると約15,000品種にも上ると言われています。 そんなに品種があるのに、「ふじ」しか知らないのはもったいない!  岩手は全国3位のりんご生産県※1であり、 県庁所在地の盛岡市に至っては、一人当たりの購入金額と消費量が全国1位になることも!※2 ということで、このページでは、りんごに関する雑学や食べ方、 巷で話題の“岩手人が良く食べる食材”にも挙がるりんごの効能などをまとめてみました。

※1令和元年産りんごの結果樹面積、収穫量及び出荷量(農林水産省)
※2平成28年度家計調査(総務省統計局)

りんごの皮論争に決着!
~食べ方について~

 りんごは免疫力を高める食材の一つとして、様々なサイトで紹介されています。 私たちもイベント等でよく試食販売を行うのですが、「皮が苦手」という方もいれば、 「皮ごと食べるのが普通でしょ?」という方も。 りんごの皮にはポリフェノールが含まれていて……みたいな記述はよくありますが、 結局どうなの?

 というわけで調べてみたところ。 りんごの皮にはビタミンや食物繊維が全体の30~40%が含まれて※3おり、 「りんごは皮ごと」という食べ方が理想的ということが判明しました。 つまり、皮を捨てている方はこの位のビタミンや食物繊維を無駄にしているということなのです。 やっぱりりんごは皮ごと丸かじりが最強ですね!

※3日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省

火を通すとポテンシャルを発揮!?
~りんごの酸味について~

 蜜入りの甘いりんごを生で食べる文化があるのは、実は日本だけ? 海外の生産者やバイヤーから言わせると、日本のりんごは“加工するのがもったいない”と言わしめるほど、 味が完成されているのだそう。

 しかし、逆に言うと“生食以外には使えない”という意味でもあるんですね。 海外では酸っぱい品種が多く、それらはジャムやクランブル、タルトタタンやアップルパイなど加工に最適!  あるパティシエいわく「甘味は砂糖を加えればどうにでもなるが、自然界の酸味は調味料では表現できない」

 グラニースミスやブラムリー、りんごのロマネコンティと言われるコックスオレンジピピン、 紅玉や旭など、加工向きの品種を別名「クッキングアップル」といいます。見かけた際にはぜひ食卓に!

最良の保存方法は?

 他の果物とくらべ、比較的長持ちするイメージのあるりんご。でも、全てのりんごが長持ちする、と思っていませんか?  例えば常温で保存しておくと、りんごのいい香りが漂いますよね。 それって実はりんごの“水分”と“酸”が抜けていっている証拠なんです。 りんごは呼吸し、品質は日に日に劣化していくので、新聞紙にくるみ、ジップロックに入れて冷蔵保存がベストです!  ただ、貯蔵性は品種によってバラバラなので、冷蔵庫がいっぱいの場合はとにかく涼しい場所で保存しましょう。

 ちなみにりんごは食後より、食前30分前に食べることで整腸・殺菌・デトックス効果が最大限に発揮され、 不足がちな酵素を補ってくれるというデータも。 イギリス(ウェールズ)の"An apple a day keeps the doctor away."(1日1個のりんごが医者を遠ざける)ということわざも有名ですよね。

もっと知りたい!
りんごのすべて

 ここまで読んでいただきありがとうございます。 りんごに俄然興味が湧いたという方は、ぜひこちらのサイトを覗いてみてください。 りんごの王国・青森県の“青森りんごTS導入協議会”様が運営、 その名も「りんご大学」。生産者のおすすめです。

りんご大学
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