LAMPではCOVID-19が世界的に流行した2020年度にも感染症リスクの少ないりんご畑にて、 主に地域内のお客様を対象に農業体験・イベント・実習などの受け入れを継続してきました。 このページでは、その一部をご紹介させていただきます。
尚、お越しいただくお客様に安心して楽しんでいただけるよう当法人独自の感染症対策を策定の上、お客様にも周知し、ご理解・ご協力の下に実施しております。また、秋以降は、9月15日に農のふれあい交流経営者協会が公表した「観光農園(収穫体験)における新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に定める対策にも対応しております。
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受粉作業ボランティア
GW頃にはりんごの花が満開に。
梵天につけた花粉を中心花に付けます。
風通しのよい畑で休憩。
5月。LAMPのりんご畑では、例年ゴールデンウィーク頃、1つ1つ手作業でりんごの花の受粉作業をおこなっております。 開花している数日の間に500本以上の木に対して作業を完了しなければなりませんので、どうしても人手が必要です。 緊急事態宣言発令期間中であったため一般参加者の募集は断念しましたが、 スタッフの家族や仲間を中心に、受粉作業を手伝っていただきました。
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摘果実習
摘果鋏を使って作業します。
真剣な学生たち。
りんごの木の間隔は約3メートルあります。
6月。岩手県立農業大学校果樹経営科の学生たちの摘果実習の受け入れをおこないました。 緊急事態宣言が開けたばかりではありましたが、りんごの木の間隔はおよそ3メートル。受入側と学生たちとの距離も保ちながら実施できました。
学生たちは普段から果樹栽培を勉強しているため手際が大変良く、 実習を受け入れる側の私たちの方が助かりましたし、学ばせていただくことも多く充実した時間となりました。
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絵入れ体験
みちのく潮風トレイルロゴ。
ハイカーさんたちにりんごのプレゼント。(写真提供:坂本さん)
完成した絵入れジョナゴールド。
9月。みちのく潮風トレイルの振興に携わっている坂本さんのご提案を受け、りんご絵入れ体験をジョナゴールドでおこないました。 絵入れは日光の当たらない部分が赤く色付かない特性を利用しておこないます。 強風の被害で収穫前に落下したりんごも数玉ありましたが、10月の収穫時には予想以上の出来映えになっていました。
また、坂本さんの作った「みちのく潮風トレイル」ロゴ入りのりんごは、 ちょうど絵入れりんごを収穫した時期、八戸から南下してきた5名のハイカーさんにプレゼントされました。5名全員から「旨い! ビックリした」と喜びの声をいただきました。 ハイカーさんの中には米崎町内のりんご農家を訪れ、農家のご夫婦と交流したり、りんごを購入してくれたりした方も。トレイルの旅をまとめたフォトブックの最終ページにも、プレゼントしたりんごを載せていただきました。
プレゼントしたハイカーさんたち以外にも、完成品をご覧いただいた方々にとても好評で、2021年度以降も企画を検討したいと考えています。
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りんご狩り
スタッフがもぎ方のコツを伝授
リピーターの奥様たち。
親子で遊びに来てくれました。
10月から11月には、団体・個人を問わず、複数のりんご狩りの受け入れをおこないました。 認定NPO法人遠野山・里・暮らしネットワーク様の被災地復興支援の企画で大槌町からいらしたお客様の中には「ツアーで収穫したりんごの味が忘れられない」と、ツアー後に個人で2度も畑を訪ねてきてくれた方も。
また、LAMPと同じたまご村に事業所を構えているワーカーズコープ百笑様のりんご狩りも、今年はじめて実施されました。 ご高齢の百笑利用者様方にも安全に楽しんでいただけるよう畑の比較的平坦な場所に植えられた品種で実施するなど、 参加者に合わせた対応に努めました。
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海中熟成果実酒づくり体験(トライアル)
シーズン終盤、黄葉の中でりんご狩り。
海中熟成酒を米崎りんごに注ぎます。
箱根山テラスから広田湾を臨む。
11月。合同会社ぶらり気仙様主催の海中熟成果実酒づくり体験(トライアル)のりんご狩りをおこなっていただきました。 収穫したりんごは箱根山テラス様にて参加者各自で海中熟成されたホワイトリカーに漬ける行程をおこないました。 ぶらり気仙様では、参加者全員分の調理器具を個別に用意するなど、感染症対策にも配慮した体験に取り組んでくださいました。
米崎りんごは、日本では珍しい海の見える丘陵地に産地が拡がるという景観の特徴をもちます。 今回の体験では、その米崎の特徴を活かした、海のコンテンツとのコラボレーションが実現しました。
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オンラインりんご狩り
カメラ越しにりんごを選んでもらう。
遠くにいる米崎りんごファンとの交流。
収穫したりんごは参加者に発送しました。
12月上旬に一般社団法人トナリノ様協力のもと、オンラインりんご狩りをおこないました。 カメラ越しに木に成るりんごを選んでもらい、収穫したりんごはそのまま畑で梱包して、参加者のもとにお届けしました。
陸前高田市は首都圏からも遠い場所。今回はモニターツアー的な体験でしたが、 いろいろな理由で現地に来られないお客様にも米崎りんごを楽しんでもらうため、様々な手法を模索しています。